5分でわかる!電子配置とは
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この動画の要点まとめ
ポイント
電子配置は、電子がどのように配列されているか
これまで、 電子殻 について学んできました。
電子殻のポイントは、それぞれの電子殻に収容される 電子の最大収容数 でしたね。
しかし、原子によって、もっている電子の数が異なるため、電子の収容され方にも違いがあります。
このように、 「電子がどのように配列されているか」 を 「電子配置」 といいます。
電子配置をどのように表すのか、具体的な原子を例に考えていきましょう。
電子配置のコツは、①内側から埋まっていく、②電子の最大収容数が決まっている
まずは、Li(リチウム)です。
Liがもつ電子の数を調べてから、「どの電子殻に何個の電子が入るのか」と考えていきましょう。
Liの左下には、「3」と書かれています。
この「3」は原子番号を表していましたね。
原子番号が「3」ということは、陽子の数も「3」です。
ここで、原子に含まれる陽子の数と電子の数は同じでしたね。
ということは、 電子の数も「3」 です。
電子の数がわかったら、電子配置を考えていきましょう。
このときに重要なのは、2点です。
①内側の電子殻から順に埋まっていく
②それぞれの殻について、電子の最大数が決まっている
Liの電子配置は「K2,L1」
それでは、実際に考えてみましょう。
Liには3個の電子があります。
これが、内側のK殻から順に埋まっていきます。
しかし、K殻には、2個しか電子が入れませんでしたね。
ですから、残りの1個は、次のL殻に入るわけです。
よって、Liの場合、 K殻に2個、L殻に1個の電子が入る ことになります。
このような電子配置を、 「K2,L1」 と表します。
Cの電子配置は、「K2,L4」
次に、C(炭素)を考えて見ましょう。
Cの左下には、「6」と書かれています。
原子番号が「6」ということは、陽子の数も「6」です。
つまり、電子の数も「6」ですね。
次に電子配置を考えます。
Cには6個の電子があります。
これが、内側のK殻から順に埋まっていきます。
しかし、K殻には、2個しか電子が入れませんでしたね。
ですから、残りの4個は、次のL殻に入るわけです。
よって、Cの場合、 K殻に2個、L殻に4個の電子が入る ことになります。
このような電子配置を、 「K2,L4」 と表します。
電子配置の表し方をおさえておきましょう。
今回のテーマは、「電子配置」です。