5分で解ける!電子配置とはに関する問題
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この動画の問題と解説
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解説
内側からn番目の電子殻が含む電子の最大収容数は、2n2個
図には、原子核のまわりに何重にも殻のようなものがかかれています。
それぞれに「K殻」~「N殻」の名前がついていますね。
(1)は、これらをまとめて何というかを答える問題です。
このように、電子を収容した層のことを 「電子殻」 といいましたね。
(2)は、図中の「ア」、「イ」にあてはまる数を答える問題です。
まず、この数が何を表しているかわかりますか?
これは、それぞれの電子殻に収容される電子の最大数でしたね。
覚えるためのコツがありましたよね。
内側からn番目の電子殻に収容される電子は、 2n2 個です。
さて、今聞かれているのは、L殻とN殻の最大収容数でしたね。
まず、L殻は内側から2番目の電子殻です。
ということは、n=2として、最大収容数を求めましょう。
2n2に、n=2を代入すると、2×22となります。
よって、答えは、 「8」 です。
同じように、N殻の最大収容数を求めましょう。
N殻は内側から4番目の電子殻です。
ということは、n=4として、最大収容数を求めましょう。
n=4を代入すると、2×42となります。
よって、答えは、 「32」 です。
電子配置のコツは、①内側から埋まっていく、②電子の最大収容数が決まっている
最後に、(3)です。
まず、問題文の 「電子配置」 という言葉を覚えていますか?
電子配置とは、 「電子がどのように配列されているか」 ということでしたね。
今回は、「例にならって」と書かれていますね。
「例」のC(炭素)から考えてみましょう。
Cの左下には、「6」と書かれていますね。
ということは、Cの原子番号は「6」です。
よって、陽子の数も「6」です。
原子においては、陽子の数と電子の数は同じでしたね。
したがって、 Cの電子の数は「6」 です。
あとは、6個の電子がどのように配置されるかを考えましょう。
電子は、内側にある電子殻から順に埋まっていくのでしたね。
つまり、K殻には、2個の電子が入ります。
そして、残りの4個は、L殻に入ります。
ですから、 「K2、L4」 と表されるわけです。
それでは、本題のO(酸素)について考えてみましょう。
Oの左下には、「8」と書かれていますね。
ということは、Oの原子番号は「8」です。
よって、陽子の数も「8」です。
電子の数も「8」 ですね。
次に、8個の電子がどのように配置されるかを考えましょう。
まず、内側のK殻には、2個の電子が入ります。
そして、残りの6個は、L殻に入ります。
ですから、 「K2、L6」 と表されるわけです。
練習問題を解いていきましょう。
図には、原子の模式図がありますね。