5分でわかる!希ガスの電子配置
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この動画の要点まとめ
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希ガスの覚え方は、「変なねえちゃん歩いて来るよ、キセルくわえてランランラン」
これまで同様、 「電子配置」 がテーマになっていますね。
しかし、今回は 「希ガス」 と書かれていますね。
希ガスとは、元素のグループの名前です。
次のような種類があります。
He(ヘリウム)
Ne(ネオン)
Ar(アルゴン)
Kr(クリプトン)
Xe(キセノン)
Rn(ラドン)
希ガスはとても重要な元素なので、この機会に名前を覚えましょう。
覚えるといっても、いきなり丸ごと覚えるのは大変です。
例によって、語呂合わせを使って、覚えてしまいましょう。
「変なねえちゃん歩いて来るよ、キセルくわえてランランラン」
それぞれの元素名は、次のように関連しています。
「変な(He)、ねえちゃん(Ne)、歩いて(Ar)、来るよ(Kr)、キセル(Xe)くわえて、ランランラン(Rn)」
希ガスの価電子は0個
さて、今回のテーマは、「希ガスの電子配置」でしたね。
次の表を見て下さい。
表の左には、希ガスの 元素名 が書かれています。
その右には、 電子殻 が書かれています。
内側から順に、「K殻」「L殻」「M殻」「N殻」でしたね。
例えば、He(ヘリウム)では、K殻に2個の電子が入っています。
Ne(ネオン)では、K殻に2個、L殻に8個の電子が入っていますね。
これらの価電子は、何個になるでしょうか?
みなさん、前回の内容を思い出してください。
「価電子」 とは、最外殻にある 1から7個 の電子のことでした。
Neの最外殻電子は8個でしたね。
この場合、価電子の数は何個になるのでしょうか?
答えは、0個です。
「希ガスの価電子の数は0」 というきまりがあるのです。
ちなみに、Heの最外殻電子の数は2個で、Neのように8個ではありません。
しかし、Heは希ガスなので、「価電子の数は0」と考えることになっています。
「閉殻」とは、最大数の電子が収容された電子殻
これに関連して、左の図を確認してみましょう。
HeとNeの電子配置が表されています。
この2つの原子について、最外殻に注目しましょう。
HeのK殻には2個の電子が入っています。
K殻に収容される電子は、最大で2個でしたね。
つまり、HeのK殻には、最大数の電子が収容されているというわけです。
同じように、NeのL殻には、8個の電子が入っています。
NeのL殻に収容される電子は、最大で8個でしたね。
NeのL殻にも、最大数の電子が収容されています。
このように、最大数の電子が収容された電子殻を 「閉殻」 といいます。
今回のテーマは、「希ガスの電子配置」です。