5分で解ける!物質の構成(テスト5、第2問)に関する問題
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この動画の問題と解説
問題
解説
1族(Hを除く)はアルカリ金属、2族(Be、Mgを除く)はアルカリ土類金属、17族はハロゲン、18族は希ガス
ア「1族元素はすべて、アルカリ金属である」
1族元素は、周期表の左端にありましたね。
H(水素)、Li(リチウム)、Na(ナトリウム)等がありました。
これらの元素は、「すべてアルカリ金属である」と言えるでしょうか?
「アルカリ金属」 という用語に注目してみましょう。
「アルカリ金属」というぐらいですから、「金属」であることはわかりますよね。
しかし、みなさんも知っているとおり、H(水素)は気体です。
明らかに金属ではありませんよね。
アルカリ金属とは、 「Hを除く1族元素」 のことなのです。
「1族元素だから例外が1つある」 というイメージで覚えるのでしたね。
以上より、 すべて というところが誤りです。
したがって、 「×」 です。
イ「2族元素はすべて、アルカリ土類金属である」
2族元素は、周期表の左から2列目でしたね。
Be(ベリリウム)、Mg(マグネシウム)、Ca(カルシウム)等がありました。
これらの元素は、「すべてアルカリ土類金属である」と言えるでしょうか?
アルカリ金属と同じように、アルカリ土類金属にも例外がありましたよね。
「2族元素なので、例外が2つ」という覚え方を覚えていますか?
つまり、上から2つのBeとMgは、アルカリ土類金属ではありません。
このように、アと同様、 すべて というところが誤りです。
したがって、 「×」 です。
アとイはテストによく出るので、注意しましょう。
周期表の左下は「金属元素」、右上+水素は「非金属元素」
ウ「17族元素は、非金属元素である」
まず、周期表をイメージしてみましょう。
非金属元素はどこにあったか、覚えていますか?
非金属元素について考えるときは、金属元素から考えると簡単でした。
金属元素は、周期表の左下の方 にありましたね。
それ以外の部分が非金属元素でした。
一方、17族は、周期表の右端から2番目の列でしたね。
これは、非金属元素に含まれています。
したがって、 「○」 です。
右上に行けば行くほど、陰性が強い(希ガスは例外)
エ「18族元素は、陰性が大きい」
この文章で大事なのは、 「陰性」 の意味について考えることです。
陰性とは、 「陰イオンになりやすい性質」 のことでしたね。
周期表でいうと、 右上に行けば行くほど大きくなる のでしたね。
しかし、注意点がありました。
18族(希ガス)は例外 ということでしたね。
希ガスは価電子の数が0で、安定しています。
ですから、陰イオンになりにくいのですね。
よって、この文章は誤りとなります。
ちなみに、「17族元素は、陰性が大きい」という文でしたら、正しい内容でした。
したがって、 「×」 です。
演習2です。
こちらは、周期表と元素の性質に関する問題です。
正しいものには◯、誤っているものには×をつけていきましょう。