高校化学基礎
5分でわかる!電子親和力とは
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この動画の要点まとめ
ポイント
電子親和力とは
これでわかる!
ポイントの解説授業
「電子親和力」とは、電子を1個取り込んで、1価の陰イオンになるときに放出されるエネルギー
まずは、図を見てください。
塩素原子が電子を1つ受け取り、塩化物イオンになっていますね。
この場合も、変化にはエネルギーが関係しています。
つまり、電子を受け取ることによって、 エネルギーを放出 してイオンになっているのです。
このエネルギーのことを 「電子親和力」 といいます。
もっと詳しく言うと、 「電子を1個取り込んで、1価の陰イオンになるときに放出されるエネルギー」 ということになります。
このイメージを頭に入れておきましょう。
電子親和力は周期表の右側ほど大きい(希ガスは例外)
さて、イオン化エネルギーと同じように、電子親和力も、原子によって異なります。
例によって、周期表で確認してみましょう。
16族・17族 のあたりに 「大」 と書かれていますね。
これは、 「電子親和力は右側ほど大きい」 ということを表しています。
電子親和力が大きいということは、 「陰イオンになりやすい」 ということですね。
「親和」とは「仲が良い」という意味です。
ですから、「電子親和力」が大きいということは、「電子と仲が良い」というイメージになります。
しかし、注意点があります。
希ガス(18族)は非常に安定していて、イオンになりません。
ですから、希ガスについては、電子親和力は定義されません。
したがって、 「電子親和力は周期表の右側ほど大きい(希ガスは例外)」 と覚えておきましょう。
今回のテーマは、「電子親和力」です。