5分でわかる!同じ電子配置のイオン
- ポイント
- ポイント
- 練習
この動画の要点まとめ
ポイント
みさなんは、色々なイオンについて学習してきました。
イオンによって、電子配置が異なっていましたね。
ということは、 イオンの大きさ はどうなるでしょうか?
詳しく見ていきましょう。
同じ電子配置のイオンでは、原子番号 大 ⇒ 半径 小
まずは、図を見てください。
図には、5種類のイオンや原子が並んでいますね。
O2-,F-,Ne,Na+,Mg2+ です。
それぞれの下には、電子配置が表されていますね。
さぁ、みなさんは、これら5つの違いがわかりますか?
電子配置については、全部共通していますね。
それなのに、明らかに大きさが違っています。
O2->F->Ne>Na+>Mg2+ の順になっています。
それでは、どうしてこのような差が出てくるのでしょうか?
注目するのは、 陽子数 です。
陽子数は、左から順に、 8+、9+、10+、11+、12+ となっています。
陽子はプラスの電荷を帯びているので、「+」と書かれています。
ちなみに、陽子の数は原子番号の数と同じでしたね。
例えば、Neの場合は、原子番号も陽子数も「10」です。
それでは、陽子の数とイオン・原子の大きさの関係を考えてみましょう。
陽子の数が増えるほど、大きさが小さくなっていますね。
これはなぜでしょうか?
原子核の中にはプラスの電荷をもつ陽子が存在しています。
陽子の数は、原子番号が増えるほど大きくなります。
それに対して、電子の数は変わっていませんね。
陽子(+)が増えると、電子(-)がより強く引きつけられます。
すると、イオン・原子の大きさが小さくなります。
以上の内容をまとめると、次のようになります。
同じ電子配置のイオン では、 原子番号が大きければ大きいほど、イオンの半径は小さくなる 、というわけです。
簡単に表すと、 「同じ電子配置のイオンでは、原子番号 大 ⇒ 半径 小」 となります。
今回のテーマは、「同じ電子配置のイオン」です。