高校化学基礎
5分でわかる!組成式の書き方
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この動画の要点まとめ
ポイント
組成式の書き方
これでわかる!
ポイントの解説授業
「組成式」 とは、構成イオンの種類とその数の割合を最も簡単な整数比で表したものです。
今回は、組成式の書き方について勉強していきましょう。
組成式の書き方は、①陽イオン→陰イオン、②イオンの数の比、③比を右下に書く
Na+とCl-を例に考えていきましょう。
順番に手順を考えていきましょう。
まずは、2つのイオンを陽イオン→陰イオンの順に並べます。
陽イオンはNa+,陰イオンはCl-ですね。
Na+、Cl-と書いておきます。
次に 陽・陰イオンの数の比を求めます 。
塩化ナトリウムは1:1ですね。
さらに、 先ほど求めた比を元素記号の右下に書きます 。
このとき、イオンの個数の比に「1」があるとき、これを省略します。
塩化ナトリウムは1:1でしたから、組成式は NaCl となります。
最後に、名前の付け方を確認していきましょう。
NaClはナトリウムイオンと塩化物イオンからなりますね。
ナトリウムイオン・塩化物イオンの「イオン」や「物イオン」を除いて、陰イオン→陽イオンの順に並べます。
すると、 塩化ナトリウム となります。
練習として、Ba2+,OH-の組成式を考えてみましょう。
まずは、陽イオン→陰イオンの順に並べます。
次は、イオンの数の比です。
比は1:2ですね。
その比を書き加えましょう。
BaOH2 となります。
最後に、読み方を確認します。
Ba2+はバリウムイオン、OH-は水酸化物イオンですね。
あとは、「イオン」「物イオン」を除き、陰イオン→陽イオンの順にならべましょう。
よって、 水酸化バリウム となります。
今回のテーマは、「組成式の書き方」です。