5分でわかる!分子の種類
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この動画の要点まとめ
ポイント
まず、 分子 というものを覚えていますか?
分子とは、いくつかの原子がくっついてできたものでしたね。
今回は、どのような分子があるのか、具体的にみていきましょう。
図には、4つの分子がかかれています。
左上は He(ヘリウム) 、右上は O2(酸素) 、左下は CO2(二酸化炭素) 、右下は H2SO4(硫酸) ですね。
みなさんは、これらの分子の違いがわかりますか?
注目するのは、 1つの分子に含まれる原子の数 です。
順番に見ていきましょう。
原子が1つなら単原子分子
He(ヘリウム)は、1つの原子からできています。
このような原子を 「単原子分子」 といいます。
「単」という漢字が「1」を表しているわけですね。
ちなみに、Heは希ガスでしたね。
その他の希ガスには、NeやAr、Kr、Xeなどがありました。
これらの元素も「単原子分子」になることを覚えておきましょう。
原子が2つなら二原子分子
さて、次は右上のO2です。
こちらは、酸素原子2つでできています。
このような原子を 「二原子分子」 といいます。
2個の原子からできているので、「二原子」というわけですね。
原子が3つなら三原子分子
つづいて、左下は、CO2です。
こちらは、炭素原子1つと酸素原子2つでできています。
つまり、3つの原子からできているわけです。
このような原子を 「三原子分子」 といいます。
3個の原子からできているので、「三原子」というわけですね。
原子が4つ以上なら多原子分子
最後は、右下のH2SO4です。
こちらは何個の原子から出来ているでしょうか?
水素原子2つ、硫黄原子1つ、酸素原子4つですね。
つまり、合計7つの原子を含んでいるわけです。
ということは、これまでのルールからすると、「七原子分子」となりそうですね。
しかし、この場合は、 「多原子分子」 といいます。
4個以上の原子を含む分子は、「多原子分子」とひとめとめにしているわけです。
今回のテーマは、「分子の種類」です。