今回のテーマは、「分子の形」です。

みなさんは、これまで色々な分子を学んできましたね。
これまでは、 分子式 や 電子式 、 構造式 のように簡略化した表し方で考えてきました。

しかし、実際には、もっと複雑な形があるのです。
図を見ながら確認していきましょう。

まずは、 水素分子 です。
水素分子は、図のように、２つの水素原子がくっついたものです。
２つがくっついて、棒のようになっていますよね。
このような形を、 「直線形」 といいます。

次に、 水分子 です。
水分子は、２つの水素原子と１つの酸素原子からできています。
形はどうでしょうか？
水素分子と似ていますが、少し様子が違っていますね。
水分子は、真ん中の酸素のところで折れ曲がっています。
このような形を、 「折れ線形」 といいます。

続いて、 アンモニア分子 です。
アンモニア分子は、３つの水素原子と１つの窒素原子からなっています。
こちらは少し複雑ですね。
このアンモニア分子は、窒素原子が上にあり、下の水素原子とくっついています。
このような形を、 「三角すい形」 といいます。

最後は、 メタン分子 です。
メタンは、炭素原子１つと水素原子４つからできています。
真ん中に炭素原子がありますね。
その上に水素原子が１つ、下に３つあります。
このような形を、 「正四面体形」 といいます。

今回紹介した分子は特徴的なものです。
試験でもよく問われるので、きちんと整理しておきましょう。