高校化学基礎
5分でわかる!結合の極性分子の極性の見分け方
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この動画の要点まとめ
ポイント
分子の極性の見分け方
これでわかる!
ポイントの解説授業
前回、極性分子と無極性分子について学びましたね。
極性分子と無極性分子を見分ける 問題は、よく出題されます。
これらの見分け方を学んでいきましょう。
極性分子と無極性分子を見分けるには、「単体」と「化合物」を区別する
まず、注目するのは、その分子が「単体」、「化合物」のどちらかです。
単体 とは、1種類の元素のみからなる物質のことでしたね。
それに対して、 化合物 は2種類以上の元素からなる物質でした。
この2つを区別することによって、極性分子と無極性分子を見分けるのが楽になってきます。
単体は、無極性分子が多い
簡単な 単体 から見ていきます。
みなさんがよく目にする単体には、「水素」や「塩素」などがあります。
これらの分子は、同じ原子が共有電子対を引っ張り合っています。
電気陰性度が同じなのですから、 電気的な偏りは生じません。
(特殊な場合を除いて、) 「単体は無極性分子」 と覚えておきましょう。
化合物は、極性分子が多い(二酸化炭素などは例外)
一方、 化合物 はどうでしょうか?
化合物では、水や塩化水素など、 「極性分子が多い」 と覚えておきましょう。
電気陰性度が異なる原子が結合しているのですから、極性が生じるのはイメージしやすいですね。
しかし、 化合物の中にも、無極性分子は存在します。
二酸化炭素が、その代表でしたね。
Cが両側から同じ強さで引っ張られるため、結果としては極性をもたないのです。
このように、極性分子と無極性分子を見分けるときには、その物質が単体か化合物かに注目してみましょう。
今回のテーマは、「分子の極性の見分け方」です。