高校化学基礎
5分でわかる!面心立方格子
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この動画の要点まとめ
ポイント
面心立方格子
これでわかる!
ポイントの解説授業
前回は、 「体心立方格子」 の構造について学習しました。
「立方 体 の中 心 に原子がある」からこそ、体心立方格子というのでしたね。
今回は、 「面心立方格子」 という構造について学習していきます。
体心立方格子とよく似た名前ですが、その違いをしっかりと押さえましょう。
「面心立方格子」では、立方体の面の中心に原子がある
まずは、図を見てください。
図には、面心立方格子が表されています。
体心立方格子のときと同じように、立方体の中に金属原子が詰まっていますね。
面心立方格子の結晶は、この立方体が繰りかえし配列されているのです。
この立方体のことを 単位格子 といいましたね。
さて、面心立方格子の構造は、体心立方格子の構造と、どのように違っているのでしょうか?
手前の面に注目してみましょう。
ここには、半分になった原子がありますね。
この原子の中心は、立方体の面の上にあります。
しかも、それは面の中心になっていますね。
つまり、「立方体の面の中心に原子の中心がある」というわけです。
「立方体の 面 の中 心 に原子の中心がある」からこそ、 「面心立方格子」 というわけですね。
ちなみに、面心立方格子の構造をもつ金属には、どのようなものがあるでしょうか?
Au(金)やAg(銀)、Cu(銅) などがこれに当たります。
面心立方格子の構造について、押さえておきましょう。
今回のテーマは、「面心立方格子」です。