高校化学基礎
5分でわかる!式量の計算
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この動画の要点まとめ
ポイント
式量とは
これでわかる!
ポイントの解説授業
分子の質量を分子量といいました。
それでは、分子をつくらない物質の質量は、どのようにして表すのでしょうか?
分子をつくらない物質は、組成式で表す
まずは、図を見てください。
NaCl(塩化ナトリウム) の結晶があります。
原子が沢山くっついていて、この質量を求めるのは大変そうですね。
ここで思い出して欲しいのが、NaClという表し方です。
本来ならば、 Na10000Cl10000 のように、大量の原子がくっついています。
それを最も簡単な比で表すと、 「NaCl」 となるのでしたね。
このような表し方を 「組成式」 といいました。
「式量」は、イオン式や組成式に含まれる原子の原子量の総和
そして、NaClについては、質量にも同じ考え方を使います。
Naの原子量(23)とClの原子量(35.5)を足せばよいのです。
23+35.5=58.5
この「58.5」がNaClの質量ということになります。
これを「分子量」とは言わずに、 「式量」 といいます。
ちなみに、NaCl以外にも金属結晶の質量を表すときにも、式量が用いられます。
以上の内容をまとめると、 「式量」 とは、 イオン式や組成式に含まれる原子量の総和 ということになります。
今回のテーマは、「式量」です。