高校化学基礎
5分で解ける!分子量と式量の計算に関する問題
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解説
これでわかる!
練習の解説授業
「分子量」は、分子を構成する原子の原子量の総和
(1)は、分子量を求める問題です。
分子量を求めるときには、含まれている原子の原子量を、そのまま足せばよいのでしたね。
順番に考えていきましょう。
まずは、 ① 二酸化炭素 です。
この問題で一番最初にするのは、物質を分子式で表すことです。
二酸化炭素の分子式は、 CO2 でしたね。
ここに含まれている原子の数を数えましょう。
Cが1つ、Oが2つありますね。
あとは、これらの原子量を足すだけです。
原子量は、問題文に書いてありました。
Cが12、Oが16ですね。
よって、分子量は、12+16+16= 44 となります。
次に、 ② 窒素 です。
窒素の分子式は、 N2 です。
Nが2つくっついているわけです。
Nの原子量は14ですね。
よって、分子量は、14+14= 28 となります。
「式量」は、イオン式や組成式に含まれる原子の原子量の総和
(2)は、式量を求める問題です。
基本的に、分子量の場合と同じです。
まずは、 ① 水酸化ナトリウム です。
水酸化ナトリウムは、塩化ナトリウムと同じように、組成式で表されます。
「NaOH」 という組成式は、必ず覚えておきましょう。
Naが1つ、Oが1つ、Hが1つくっついています。
原子量は、Naが23、Oが16、Hが1です。
よって、式量は、23+16+1= 40 です。
続いて、 ② アンモニウムイオン です。
アンモニウムイオンは、文字通りイオンです。
そのイオン式は、 NH4+ です。
Nが1つ、Hが4つくっついています。
原子量は、Nが14、Hが1ですね。
よって、式量は、14+1×4= 18 となります。
練習問題を解いていきましょう。