高校化学基礎
5分で解ける!物質の変化(テスト2、第2問)に関する問題
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この動画の問題と解説
問題
一緒に解いてみよう
演習2
解説
これでわかる!
問題の解説授業
物質1molあたりの質量は、原子量・分子量・式量に〔g〕をつけたもの
まずは、(1)です。
こちらは、 「g」 を 「mol」 に直す問題ですね。
このとき重要なのは、 モル質量 という考え方でしたね。
「水1molあたりの質量が何gか」がわかれば、簡単に計算できるのです。
まず、水の分子式は、 H2O です。
よって、分子量は、1+1+16=18となります。
この分子量に〔g/mol〕をつけた、 18g/mol がモル質量になるのでした。
つまり、 「水1molあたりの質量は18g」 とわかります。
あとは比例式を立てましょう。
1mol:18g=x mol: 72g
x=4
よって、物質量は4molです。
ここで気をつけてほしいのが、問題文の 「有効数字を2桁」 です。
答えは、「4mol」ではなく、 「4.0mol」 と答えましょう。
最後に、4molの中に含まれる水分子の数を求めましょう。
「mol」と「個」で比例式を立てると、次のようになります。
1mol:6.0×1023個= 4mol :x個
x=2.4×1024
よって、水分子の数は、 2.4×1024個 となります。
mol・粒子数・質量数は比例の関係で考える
続いて、(2)です。
こちらは、 水分子1個の質量 を求める問題です。
少し難しそうですが、こちらも比を解くだけの問題です。
(1)より、水分子1molあたり18gであることがわかっています。
つまり、 水分子6.0×1023個で18g というわけです。
これを使って、比例式を立てると、次のようになります。
6.0×1023個:18g=1個:x g
x=18/(6.0×1023)=3.0×10-23
よって、(2)の答えは、 3.0×10-23g となります。
演習2を解いていきましょう。
molに関する計算問題ですね。