高校化学基礎
5分でわかる!過不足の計算2
- ポイント
- ポイント
- 練習
この動画の要点まとめ
ポイント
過不足の計算2
これでわかる!
ポイントの解説授業
実際に計算問題を解きながら、ポイントをマスターしていきましょう。
化学反応においては、係数の比=物質量の比=気体の体積の比
まずは、問題文の確認です。
メタンと酸素が1molずつ存在しています。
このメタンを完全燃焼させたとき、発生する二酸化炭素の体積を求めましょう。
さて、最初に考えるのは、 化学反応式 です。
CH4+2O2→CO2+2H2O
次に、 係数の比 を考えます。
CH4:O2:CO2:H2O=1:2:1:2
ということは、 物質量の比 も、次のようになります。
CH4:O2:CO2:H2O=1:2:1:2
化学反応において過不足がある場合、「不足する方」の物質を基準にする
さて、それでは過不足について考えましょう。
次のうち、どちらのパターンが正しいと思いますか?
CH4 1mol O2 2mol
CH4 0.5mol O2 1mol
化学反応の過不足においては、 「不足する方」 の物質を基準にするのでしたね。
よって、正しいのは、 「CH4 0.5mol O2 1mol」 です。
ここまでわかったら、求める CO2 に注目します。
まず、CO2の物質量は、CH4と同じなので、0.5molです。
最後に、CO20.5molの体積を求めましょう。
標準状態において、多くの気体1molの体積は、22.4Lでしたね。
1mol:22.4L=0.5mol:x L
x=11.2
よって、求める値は、 11.2L となります。
今回のテーマは、「過不足の計算」です。