高校化学基礎
5分でわかる!pHとは
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この動画の要点まとめ
ポイント
pHとは
これでわかる!
ポイントの解説授業
みなさんが中学校のころから知っている道具の1つに、 リトマス試験紙 がありますよね。
リトマス試験紙を使うことによって、酸性と塩基性を見分けていました。
今回は、数字を使って、もっと正確に酸と塩基を判断していきましょう。
[H+]=1.0×10-n、pH=n
今回は、 「pH」 という考え方を紹介していきます。
「pH」は、水素イオン濃度[H+]をもとに決められています。
水素イオン濃度を次のように表したとき、「n」の値がpHになっています。
[H+]=1.0×10-n
ただ、これだけでは、イメージがわきにくいですね。
次の表を使って、整理していきましょう。
表の一番上の段には、先ほど紹介した pH が書かれています。
左から0→1→2→…→14と変化していますね。
上から二段目には、水素イオン濃度 [H+] が書かれています。
1→10-1→10-2→…→10-14となっていますね。
上から三段目には、水酸化物イオン濃度 [OH-] が書かれています。
10-14→10-13→10-12→…→1となっています。
さぁ、[H+]と[OH-]に注目しましょう。
これらを縦に掛け合わせたのが、下から二段目の [H+][OH-] です。
なんと、すべて 10-14 となっていますね。
このように、[H+]と[OH-]を掛け合わせたものを、 水のイオン積 といいます。
pH0→酸性、pH7→中性、pH14→塩基性
さて、表に戻りましょう。
上から5番目の段には、 水溶液の液性 が書かれています。
水素イオン濃度が高いほど酸性が強くなりますよね。
よって、 pH=0 に近いほど 酸性 が強くなるわけです。
逆に、 pH=14 に近いほど 塩基性 が強くなります。
そして、 pH=7 のとき 中性 となります。
pHと液性の関係を押さえておきましょう。
今回のテーマは、「pH」です。