高校化学基礎
5分でわかる!塩の分類
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この動画の要点まとめ
ポイント
塩の分類
これでわかる!
ポイントの解説授業
みなさんは、塩(えん)というものを覚えていますか?
塩といえば、 中和 のときにできるものでした。
酸の陰イオンと塩基の陽イオンが結びついて、塩ができるのでしたね。
塩は、私たちの身近でも使われています。
例えば、みなさんは、ホットケーキを作ったことがありますか?
ホットケーキの中には、ベーキングパウダーというものが使われています。
これも、 炭酸水素ナトリウムNaHCO3 という立派な塩なのです。
塩には色々な種類がありますが、大きく3つに分類することができます。
今回は、この分類について、学習しましょう。
HもOHも残っていなければ正塩
1つ目のグループは、 「正塩」 です。
正塩には、NaClやCH3COONaなどがあります。
これらの特徴がわかりますか?
正塩とは、 酸のHも塩基のOHも残っていない ものなのです。
ちなみに、CH3COONaの「H3」の部分は電離しないため、考える必要はありません。
Hが残っていれば酸性塩
2つ目のグループは、 「酸性塩」 です。
酸性塩には、Na H CO3やNa H SO4などがあります。
酸性塩の特徴は、 酸のHが残っている ということです。
「Hが残っていれば酸性塩」 というわけです。
OHが残っていれば塩基性塩
3つ目のグループは、 「塩基性塩」 です。
塩基性塩には、MgCl(OH)やCuCl(OH)などがあります。
塩基性塩の特徴は、 塩基のOHが残っている ということです。
「OHが残っていれば塩基性塩」 ということになります。
3種類の塩について、分類するのは簡単ですね。
きちんと分類方法を押さえておきましょう。
今回のテーマは、「塩の分類」です。