5分で解ける!物質の変化(テスト6、第1問)に関する問題

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この動画の問題と解説
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解説

演習1は、(1)~(3)の水溶液について、pHを求める問題です。
酸のpHは、[H+]→pH

(1)は、 0.1mol/Lの塩酸 ですね。
pHの求め方を覚えていますか?
最初に 水素イオン濃度[H+] を求めてから、 pH を計算するのでしたね。

今回も [H+] から求めていきましょう。
[H+]=モル濃度×電離度=0.1×1=0.1
[H+]=1.0×10-n、pH=n

あとは、 pH を求めましょう。
[H+]=1.0×10-nと表したとき、nがpHになるのでしたね。
[H+]=0.1=1.0×10-1
よって、n=1なので、 pH=1 となります。
答えは、 1 です。


(2)は、 0.02mol/Lの酢酸水溶液 ですね。
(1)と同じように求めていきましょう。
まずは、 [H+] です。
[H+]=0.02×0.05=0.001
よって、[H+]は、0.001となります。

あとは、 pH を求めます。
[H+]=0.001=1.0×10-3
よって、n=3なので、 pH=3 となります。
答えは、 3 です。

塩基のpHは、[OH-]→[H+]→pH

(3)は、 0.02mol/Lのアンモニア水 です。
(3)は、なかなか難しいですが、これまでの知識を使って解くことができます。
塩基性の水溶液なので、そのまま[H+]を求めることはできません。
[OH-]→[H+]→pH の順に求めていきましょう。

まずは、 [OH-] を求めましょう。
今回アンモニアのモル濃度は0.02mol/Lで電離度は0.05です。
[OH-]=0.02×0.05=0.001=1.0×10-3

次に求めたいのは、 [H+] です。
[H+][OH-]=1.0×10-14 という関係に注目しましょう。
[H+]=1.0×10-11

あとは、 pH ですね。
[H+]=1.0×10-11
よって、n=11なので、 pH=11 となります。
答えは、 11 です。


今回は、確認テストです。
実際に問題を解きながら、これまでの内容を復習しましょう。