高校化学基礎
5分でわかる!中和滴定の実験
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この動画の要点まとめ
ポイント
中和滴定の実験
これでわかる!
ポイントの解説授業
中和滴定の実験について、流れを学んでいきましょう。
中和滴定には、大きく3つのステップがあります。
順番に確認していきます。
手順①コニカルビーカーに酸と指示薬を入れる
まずは、 手順① です。
濃度のわからない 酸の水溶液 を、 コニカルビーカー に入れます。
そして、ここに 指示薬 を入れておきます。
どうして、指示薬を入れるのか、わかりますか?
私たちは中和における化学変化を、そのまま目で見ることはできません。
そのため、 指示薬の色の変化によって、中和が完了したかどうかを確認する わけですね。
これで、下側の準備は整いましたね。
手順②ビュレットの先端まで塩基を満たす
次は、 手順② です。
ビュレット の先端まで 塩基の水溶液 を満たします。
先端 まで液体を満たさないと、あとで液体の体積をはかったときに、ずれが出てきます。
この点にも注意しましょう。
これで、上側の準備も整いました。
手順③指示薬の色が変わるまで塩基を滴下し、滴下した水溶液の体積をはかる
それでは、 手順③ です。
上下両方の準備ができたので、実際に中和を行っていきましょう。
ビュレットのコックを開いて、塩基を滴下していきます。
すると、酸と塩基が少しずつ反応して、次第に中和が進行していきます。
そして、 あるタイミングで水溶液の色が変化 します。
このとき、 酸と塩基が完全に中和した ということになりますね。
このときに、図の「⇔」で示された体積をはかると、滴下した塩基の体積がわかります。
あとは、少し計算をするだけで、 酸の濃度がわかる のです。
実際の計算方法は別の授業で解説します。
まずは、実験の流れを理解しましょう。
今回のテーマは、「中和滴定の実験」です。