高校化学基礎
5分でわかる!中和の計算
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この動画の要点まとめ
ポイント
中和の計算
これでわかる!
ポイントの解説授業
前回は中和に関する公式について、学習してきましたね。
酸について、価数をa、濃度をc mol/L、体積をV mLとします。
同様に、塩基についても、価数をa’、濃度をc’ mol/L、体積をV’ mLとします。
その場合、次のような公式が成り立ちます。
acV/1000=a’c’V’/1000
今回は、この公式の使い方を学習していきましょう。
中和の計算では、問題文の情報を整理してから、acV/1000=a’c’V’/1000に代入
中和の計算において大事なのは、問題文からわかる情報を整理することです。
まず、この問題は、 H2SO4 と NaOH の中和ですね。
H2SO4の情報から整理しましょう。
H2SO4については、濃度は 0.01mol/L 、体積は V mL となっていますね。
それでは、価数はどうでしょうか?
1つのH2SO4から2つのH+が出てきますよね。
つまり、H2SO4の価数は 2 です。
続いて、NaOHの情報を整理します。
濃度は 0.01mol/L 、体積は 20mL ですね。
1つのNaOHから1つのOH-が出てくるので、価数は 1 です。
ここまでわかったら、次の公式に代入してみましょう。
acV/1000=a’c’V’/1000
2×0.01×V/1000=1×0.01×20/1000
V=10
よって、答えは、 10mL です。
今回のテーマは、「中和の計算」です。