高校化学基礎
5分で解ける!滴定曲線とpHに関する問題
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この動画の問題と解説
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解説
これでわかる!
練習の解説授業
酸・塩基を判別するためには、スタート・ゴールのpHに注目
(1)は、①②で使用した酸・塩基の組合せを答える問題です。
①のグラフから見ていきましょう。
酸・塩基を判別するためには、グラフのどこに注目するか覚えていますか?
スタート・ゴールのpH でしたね。
スタートのpHは、 約1 です。
pHがとても低いので、 強酸 を使っていることがわかります。
ゴールのpHは、 約13 です。
pHがとても高いので、 強塩基 を使っていることがわかります。
つまり、このグラフは、 強酸と強塩基 による中和を表しています。
よって、答えは、 ア です。
続いて、②です。
スタートのpHは、 約1 です。
これは 強酸 を使っている証拠ですね。
ゴールのpHは、 約9 です。
これは 弱塩基 を使っている証拠ですね。
したがって、このグラフは、 強酸と弱塩基 による中和を表しています。
よって、答えは、 イ です。
強酸+強塩基→フェノールフタレインまたはメチルオレンジ、弱酸+強塩基→フェノールフタレインのみ、強酸+弱塩基→メチルオレンジのみ
(2)は、指示薬の選択に関する問題です。
指示薬を選ぶ際のポイントを覚えていますか?
酸と塩基の強弱 に注目するのでしたね。
①は、 強酸と強塩基 による中和です。
ですから、使用できる指示薬は フェノールフタレインとメチルオレンジの両方 です。
よって、答えは、 ウ です。
②は、 強酸と弱塩基 による中和です。
使用できる指示薬は メチルオレンジのみ です。
よって、答えは、 イ です。
滴定曲線について、練習問題を解いていきましょう。