高校化学基礎
5分でわかる!酸化・還元と水素
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この動画の要点まとめ
ポイント
酸化・還元と水素
これでわかる!
ポイントの解説授業
みなさんは、中学校で 酸化・還元 について学習したことがあると思います。
イメージは、 銅 と 酸化銅 でしたね。
銅に酸素がくっついて、酸化銅ができます。
この変化を 「酸化」 といいました。
逆に、酸化銅から酸素を取り除いて、銅ができます。
この変化を 「還元」 といいましたね。
今回は、酸化・還元について、より深く学習していきましょう。
水素を失う「酸化」、水素を受け取る「還元」
まず、次の式を見てください。
H2S+Cl2→2HCl+S
この式には、 酸素が登場していません よね。
しかし、この反応も、 立派な酸化還元反応 なのです。
酸素の代わりに、 水素 に注目してみましょう。
水素のHは、H2SからCl2に受け渡されていますね。
H2Sは、水素を失って、Sになりました。
このように、水素を 失う 変化を、 「酸化」 といいます。
逆に、Cl2は、水素を受け取って、HClになりました。
このように、水素を 受け取る 変化を、 「還元」 といいます。
以上の内容をまとめましょう。
水素を失う変化を、 「酸化」 といいます。
水素を受け取る変化を、 「還元」 といいます。
このように、酸化・還元は水素から定義することも出来るのです。
今回のテーマは、「酸化・還元と水素」です。