高校化学基礎
5分で解ける!物質の変化(テスト8、第2問)に関する問題
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この動画の問題と解説
問題
一緒に解いてみよう
演習2
解説
これでわかる!
問題の解説授業
酸化数のポイントは5つ、わかるところから計算していく
順番に見ていきましょう。
ただし、一点だけ注意することがあります。
酸化数は必ず符号をつけて答えることになっています。
「-」だけでなく「+」も書く ようにしましょう。
①H2のH
単体中の原子は 0 でしたね。
答えは、 0 です。
②HClのCl
化合物中のHは+1でした。
また、電荷をもたない化合物全体での酸化数の総和は 0 でしたね。
あとは、0-1より、Clは -1 となります。
答えは、 -1 です。
③H2O2のO
化合物中のHは +1 、電荷をもたない化合物全体での酸化数の総和は 0 でしたね。
Oの酸化数をxとおくと、次のような式ができます。
(+1)×2+x×2=0
x=-1
つまり、Oの酸化数は -1 となります。
これまで、「化合物中のOの酸化数は-2」と学習してきましたね。
過酸化水素のOは、この 例外 なのです。
出題されやすいので、注意しておきましょう。
答えは、 -1 です。
④Fe3+のFe
単原子イオンは、イオンの電荷数でしたね。
Fe2O3全体の酸化数は、 +3 です。
つまり、Feの酸化数は、 +3 となります。
⑤NH4+のN
多原子イオン全体での酸化数の総和はイオンの電荷でしたね。
NH4+の全体での酸化数の総和は +1 です。
Nの酸化数をyとして、式を立てて見ましょう。
y+(+1)×4=+1
y=-3
よって、答えは、 -3 です。
⑥MnO4-のMn
多原子イオン全体での酸化数の総和はイオンの電荷と等しいのでしたね。
つまり、MnO4-の全体での酸化数の総和は -1 です。
Mnの酸化数をzとして、式を立ててみましょう。
z+(-2)×4=-1
z=+7
よって、答えは、 +7 となります。
演習2です。
こちらは、下線がついている原子の酸化数を答える問題です。