高校化学基礎
5分でわかる!酸化剤の半反応式2
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この動画の要点まとめ
ポイント
還元剤の半反応式
これでわかる!
ポイントの解説授業
還元剤の半反応式の書き方について学習していきます。
半反応式の立て方は、酸化剤の場合と同じです。
今回は、 二酸化硫黄SO2 の半反応式を使います。
① 左辺に反応物を、右辺に生成物を書く
まず、最初は、反応物と生成物を書き出します。
SO2 と SO42- という2つは覚えておきましょう。
SO2→SO42-
② 酸化数の変化に合わせて、e-を加える
次に、Sの 酸化数 に注目しましょう。
SO2のSは+4、SO42-のSは+6です。
酸化数を合わせるために、右辺に 2つのe- を足しましょう。
SO2→SO42-+ 2e-
③ 左右の電荷が等しくなるようにH+を加える
続いて、 電荷 に注目します。
左辺の電荷は0、右辺の電荷は-4です。
右辺に 4つのH+ を加えて調整しましょう。
SO2→SO42-+2e-+ 4H+
④ H2Oを加えて、原子の数を調整する
最後に、 原子の数 を調整します。
左辺と右辺を比べてみましょう。
右辺には、4つのH、2つのOが多いですね。
ということは、左辺に2つの H2O を加えることで、数を合わせることができます。
SO2+ 2H2O →SO42-+2e-+4H+
これで、SO2の半反応式が完成しました。
SO2+2H2O→SO42-+2e-+4H+
還元剤についても、半反応式を立てられるようにしましょう。
今回のテーマは、「還元剤の半反応式」です。