高校化学基礎
5分でわかる!酸化還元滴定の実験
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この動画の要点まとめ
ポイント
酸化還元滴定の実験
これでわかる!
ポイントの解説授業
みなさんは、 中和滴定 の実験を覚えていますか?
中和反応を利用して、水溶液の濃度を計算することができましたね。
これと同じように、 酸化還元反応を利用して、水溶液の濃度を求めることができる のです。
この方法を、 酸化還元滴定 といいます。
酸化還元滴定の方法について、学習していきましょう。
① 濃度のわからない還元剤をコニカルビーカー入れる
ホールピペットを使って、コニカルビーカーに還元剤を入れます。
② 過マンガン酸カリウム水溶液をビュレットの先端まで満たす
過マンガン酸カリウム水溶液を ビュレット に注いでいきます。
ビュレットの 先端まで満たす のがポイントでしたね。
③ 過マンガン酸カリウム水溶液を滴下し、滴下した溶液の体積を測る
過マンガン酸カリウム水溶液を滴下していきます。
そして、滴下した溶液の体積を測ります。
過マンガン酸カリウムは、酸化剤であると同時に、指示薬としても機能している
ここで疑問が湧いてきます。
どのようにして、酸化還元が完了したことがわかるのでしょうか?
中和滴定のときは、 指示薬 の色の変化を利用しました。
しかし、酸化還元滴定の場合、過マンガン酸カリウムが、もともと 赤紫色 をしているのです。
還元剤がなくなった時点で、コニカルビーカーが赤紫色に染まることになります。
要するに、 過マンガン酸カリウムは、酸化剤であると同時に、指示薬としても機能している わけです。
酸化還元滴定の手順を押さえておきましょう。
今回のテーマは、「酸化還元滴定の実験」です。