高校化学基礎
5分で解ける!物質の変化(テスト9、第2問)に関する問題
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この動画の問題と解説
問題
一緒に解いてみよう
演習2
解説
これでわかる!
問題の解説授業
酸化還元反応式は3段階
(1)は与えられた半反応式を用いて、酸化還元反応式を求める問題です。
①~③の手順に従って、式を立てましょう。
① 酸化剤・還元剤の半反応式をつくる
こちらの問題では、元から半反応式が与えられていますね。
(COOH)2→2CO2+2H++2e-
MnO4-+8H++5e-→Mn2++4H2O
② 両辺を足し合わせて、e-を消去する
e-の係数に注目しましょう。
MnO4-の半反応式では、e-は5つです。
(COOH)2の半反応式では、e-は、2つです。
数を合わせるために、 ①×5、②×2 として足してみましょう。
2MnO4-+5(COOH)2+6H+→2Mn2++10CO2+8H20
③ 省略されているイオンを補う
最後に省略されているイオンを補います。
今回の場合は、 K+ と SO42- ですね。
2KMnO4+5(COOH)2+3H2SO4
→2MnSO4+10CO2+8H20+K2SO4
よって、答えは、次の通りです。
2KMnO4+5(COOH)2+3H2SO4
→2MnSO4+10CO2+8H20+K2SO4
酸化還元滴定の公式は、acV/1000=a’c’V’/1000
(2)は、酸化還元滴定の計算問題です。
使う公式は、次の通りです。
acV/1000=a’c’V’/1000
これに代入するために情報を整理しましょう。
まずは、KMnO4です。
価数:5
濃度:c mol/L
体積:10.0mL
続いて、(COOH)2です。
価数:2
濃度:0.100mol/L
体積:20.0mL
あとは、公式に代入しましょう。
5×c×10.0/1000=2×0.100×20/1000
c=0.080
よって、答えは、 0.080mol/L となります。
演習2は、酸化還元反応についての問題です。