5分でわかる!金属のイオン化傾向とは
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この動画の要点まとめ
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私たちの身のまわりには色々な金属があります。
例えば、 鉄のブランコ をイメージしてみましょう。
比較的新しいものでも、すぐに錆びてしまうことがあります。
それに対して、ツタンカーメンの 金のマスク をイメージしてみましょう。
これはもちろん、金でできています。
作られてから何千年も経っているのに、未だにピカピカと光っています。
どうして、同じ金属なのに性質が異なるのでしょうか?
この謎に迫っていきましょう。
「イオン化傾向」とは、金属が水溶液中で陽イオンになろうとする性質
「鉄は錆びやすく、金は錆びにくい」と紹介しましたね。
これを言い換えると、 「鉄は反応しやすく、金は反応しにくい」 ということになります。
金属の反応について考えるときのキーワードが 「金属のイオン化傾向」 です。
イオン化傾向とは、 「金属が水溶液中で陽イオンになろうとする性質」 のことです。
このイオン化傾向に注目し、イオンになりやすいものから順に並べると、次のようになります。
これを 「イオン化列」 という場合もあります。
Li K Ca Na Mg Al Zn Fe Ni Sn Pb (H2) Cu Hg Ag Pt Au
水素H2は、金属と酸の関係を考える上で重要なので、この中に含まれています。
ただし、H2は金属ではありませんから、カッコが付けられているわけです。
ちなみに、先ほどの鉄Feと金Auを比べてみましょう。
確かに、 Feの方が手前にあるので、反応しやすい ことがわかりますね。
イオン化傾向の覚え方は、「リー貸そうかなまぁあてにするなひどすぎる借金」
Li K Ca Na Mg Al Zn Fe Ni Sn Pb (H2) Cu Hg Ag Pt Au
さて、この一覧は便利ですが、少し長いですよね。
いつものように、語呂あわせを使って覚えましょう。
「リー 貸そう か な ま ぁ あ て に する な
ひ ど す ぎる 借 金」
イオン化傾向はとても重要なので、必ず覚えておきましょう。
今回のテーマは、「金属のイオン化傾向」です。