高校化学基礎
5分でわかる!金属イオンと金属単体の反応
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この動画の要点まとめ
ポイント
金属イオンと金属単体の反応
これでわかる!
ポイントの解説授業
先ほどの、金属イオン化傾向について、詳しく見ていきましょう。
イオン化傾向が大きい→陽イオンになりやすい
今回は、鉄Feと銅Cuに注目していきます。
次の半反応式を見てください。
Fe→Fe2++2e-
Cu2++2e-→Cu
この半反応式をつかって、酸化還元反応式をつくりましょう。
Fe+Cu2+→Fe2++Cu
みなさんは、この式がどのような意味をもつか、わかりますか?
鉄は原子からイオン になっています。
逆に、 銅はイオンから原子 になっています。
つまり、銅より鉄のほうが イオンになりやすい ということがわかります。
これを言い換えると、CuよりFeの方が イオン化傾向が大きい ということになります。
金属樹の実験で、イオン化傾向の大小関係がわかる
ちなみに、この現象を確認する実験があります。
試験管の中に CuSO4 の水溶液が入っています。
その中に、 Fe でできた針金を浸しておきます。
すると、Feのまわりに、Cuが析出してきます。
この様子が木のように見えることから、 金属樹 と呼ばれています。
この実験により、 イオン化傾向の大小関係がわかる わけです。
今回のテーマは、「金属イオンと金属単体の反応」です。