高校化学基礎
5分でわかる!酸化力をもつ酸と金属の反応
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この動画の要点まとめ
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酸化力をもつ酸と金属の反応
これでわかる!
ポイントの解説授業
酸の中には、「酸化力をもつ酸」と「酸化力をもたない酸」があります。
みなさんは、この意味がわかりますか?
「酸化力をもつ酸」 とは、 「相手を酸化させる酸」 ということです。
「強酸」という意味ではないので、注意しておきましょう。
酸化力をもたない酸は、Li~Pbと反応
それに対して、 「酸化力をもたない酸」 は相手を酸化させるわけではありません。
たとえば、塩酸は強酸ですが、相手を酸化させるわけではありません。
そのため、塩酸は「酸化力をもたない酸」に分類されています。
「酸化力をもたない酸」は、リチウムLi~鉛Pbとは反応しますが、銅Cu以降とは反応しません。
水素H2が境界線 になっていることがポイントですね。
酸化力をもつ酸は、Cu~Agとも反応
ここからは、「酸化力をもつ酸」を紹介していきます。
濃硝酸 や 熱濃硫酸 は、銅と反応します。
さらに、 王水 は、銅だけでなく、白金・金と反応します。
これらについても、イオン化傾向の表から確認することができますね。
イオン化傾向の表と関連付けて、覚えておきましょう。
今回のテーマは、「酸化力をもつ酸と金属の反応」です。