高校化学
5分でわかる!物質の結合と融点
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この動画の要点まとめ
ポイント
物質の結合と融点
これでわかる!
ポイントの解説授業
前回は、物質ごとの 沸点の違い を学習してきましたね。
次に、 融点の違い に注目していきましょう。
結晶の種類ごとの融点を、グラフにして整理していきます。
分子結晶・金属結晶・イオン結晶・共有結合の結晶 の順に解説していきます。
分子結晶は、融点が低い
まずは、一番左の 分子結晶 です。
分子結晶は、明らかに 融点が低い ですね。
分子結晶は、 分子間力 からなる結合でしたよね。
分子間力は、比較的弱い力なので、結合の結びつきが弱くなります。
そのため、低い温度でも融解を起こすわけです。
このように、融点の高低だけではなく、そのようになる理由を押さえていきましょう。
金属結晶は、融点の幅が広い
次に注目するのは、左から二番目の 金属結晶 です。
金属結晶の融点は、 上下の幅がかなり大きい ですね。
水銀のように常温で液体の金属もあれば、タングステンのように融点が3000℃を超えるものもあります。
金属には、様々な性質をもつものがあるというイメージで覚えておきましょう。
イオン結晶は、比較的融点が高い
続いて、 イオン結晶 です。
イオン結晶の融点は、グラフの中央付近に分布しています。
イオン結晶では、 陽イオン・陰イオンの静電気的な力 で強く結合しています。
そのため、イオン結晶は 比較的融点が高い 結晶構造です。
共有結合の結晶は、融点がとても高い
最後は、 共有結合の結晶 です。
共有結合 でできているためため、 融点がとても高い です。
ダイヤモンドやケイ素をイメージするとよいでしょう。
以上、様々な結晶の融点について、整理しておきましょう。
今回のテーマは、「物質の結合と融点」です。