5分でわかる!気体の単位
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この動画の要点まとめ
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みなさんは、 「気圧」 という言葉を聞いたことはありますか?
テレビなどで天気予報を見ていると、よく 天気図 を使って説明していますよね。
あの天気図の中に書き込まれている 「1024hPa」 というような数字が気圧を表しています。
気圧は、化学においても非常に重要な要素です。
詳しく見ていきましょう。
「気圧」とは、気体分子が押す力
気圧のイメージをつかむために、次の図を見てください。
気体の入った容器にフタがしてあります。
フタの上にはおもりがのっていますが、 どうしてフタは下に落ちないのでしょうか?
実は、中に入っている 気体がフタを押している のです。
気体分子は、図のように、容器の中を自由に移動しています。
大量の分子がフタにぶつかり、おもりの重さと釣り合っているというイメージです。
このとき、気体分子が押す力を、 気圧 といいます。
気圧の単位は、Pa(パスカル)またはN/m2
気圧の表し方について学習していきましょう。
まず、 圧力 は、どのように定義されているでしょうか?
圧力とは、 単位面積あたりにはたらく力 のことです。
単位面積とは 1m2 のことです。
ですから、圧力は N/m2 という単位になるわけです。
また、気圧は別の表し方で、 Pa(パスカル) となります。
先ほどのように、天気予報では、 hPa(ヘクトパスカル) という単位をよく聞きます。
h(ヘクト)は100倍という意味なので、 1hPa=100Pa となるわけですね。
気圧の表し方は、1気圧=1.013×105Pa
圧力について理解したら、 気圧 の話に戻りましょう。
気圧とは、気体分子が押す圧力のことでした。
特に、 海面上での大気の圧力 のことを、 「大気圧」 といいます。
そして、地球上の大気圧の平均値を 「1気圧」 と表すことに決めました。
この場合の「気圧」とは、「g」や「m」と同じような単位のことなので、注意しましょう。
そして、「気圧」を「Pa」で表すと、 1気圧=1.013×105Pa となります。
ここまで、気圧の定義について学習してきました。
特に、 「1気圧=1.013×105Pa」 という関係を押さえておきましょう。
今回のテーマは、「気圧の単位」です。