高校化学
5分で解ける!物質の状態と平衡(テスト2、第1問)に関する問題
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この動画の問題と解説
問題
一緒に解いてみよう
演習1
解説
これでわかる!
問題の解説授業
演習1です。
こちらは、 水の状態図 に関する問題ですね。
基本的な用語を確認した上で、少し発展的な内容も学習していきましょう。
状態図では、1.013×105Pa(1気圧)に注目
(1)は、水の状態図に、物質の三態を書き込む問題です。
1.013×105Pa(1気圧) の点線を利用しましょう。
1気圧の点線は、0℃以下で、アの領域と重なっています。
この場合、0℃以下ならば、水は氷の状態で存在しているはずです。
したがって、アは 固体 です。
また、0℃以上で氷が水になるので、イは 液体 です。
さらに、100℃で水は沸騰するので、ウは 気体 と判断できます。
状態変化が起こるのは、温度または圧力が変化したとき
(2)は、スケート靴による氷の状態変化の問題です。
スケート靴で滑ることができるのは、氷が水に変化して潤滑剤になるからでしたね。
スケート靴を履くと、刃の部分に全体重がかかります。
すると、氷にかかる 圧力 がとても大きくなり、 氷が水に変化する という仕組みです。
この仕組みを理解した上で、答えを絞り込んでいきましょう。
スケート靴の例では、 圧力の変化 によって、状態変化が起こりました。
ということは、温度は変化していないと考えることができます。
そう考えると、 温度が変化しているbとcを除外 できますね。
次に、圧力が変化しているのは、 aとd です。
どちらも上向きの矢印なので、圧力が高くなっていることがわかります。
それでは、どこに注目して判断すればよいのでしょうか?
ポイントは、物質の状態です。
a では、 固体→液体 の融解が起きています。
d では、 気体→液体 の凝縮が起きています。
問題のスケートにおいては、氷が水になって、潤滑剤になりました。
これは、固体→液体の融解ですよね。
したがって、答えは、 a となります。
今回は確認テストです。
実際に問題を解きながら、これまでの内容を復習していきましょう。