高校化学
5分で解ける!物質の状態と平衡(テスト2、第2問)に関する問題
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この動画の問題と解説
問題
一緒に解いてみよう
演習2
解説
これでわかる!
問題の解説授業
みなさんは、 蒸気圧 の意味を覚えていますか?
蒸気圧とは、 液体と蒸気が気液平衡の状態にあるときの蒸気の圧力 のことでした。
そして、そのときの温度と圧力の関係を表したのが、 蒸気圧曲線 でしたね。
沸騰は、蒸気圧と大気圧が等しくなったときに起こる
(1)は、グラフからエタノールの沸点を読み取る問題です。
まず、沸点と蒸気圧の関係からおさえましょう。
沸騰は、 蒸気圧と大気圧が等しくなったとき に起こります。
ということは、グラフの蒸気圧に注目すれば、 沸点を読み取る ことができます。
グラフの横軸には温度、縦軸には圧力がとられています。
まずは、縦軸が 0.20×105Pa のところを探しましょう。
次に、0.20×105Paの線と、エタノールの蒸気圧曲線が交わるのは、約41℃のところです。
よって、答えは、 41℃ となります。
(2)は、水が80℃で沸騰する圧力において、エタノールが何℃で沸騰するか答える問題です。
まずは、水の蒸気圧曲線に注目します。
温度が80℃の線と、水の蒸気圧曲線が交わる点にマークをしましょう。
この点から横軸に平行な直線を引くと、それが問題の圧力を示しています。
この直線とエタノールの蒸気圧曲線は約60℃のところで交わりますね。
よって、答えは、 60℃ となります。
分子間力が大きいほど、蒸気圧は小さくなる
(3)は、水とエタノールでどちらの 分子間力 が大きいかを答える問題です。
分子間力が大きいほど蒸発しにくいため、 蒸気圧は小さくなります。
エタノールと水を同じ温度で比べると、水のほうが蒸気圧が小さいですよね。
よって、答えは、 水 です。
演習2は、蒸気圧に関する問題です。