高校化学
5分で解ける!物質の状態と平衡(テスト4、第2問)に関する問題
- 問題
- 問題
この動画の問題と解説
問題
一緒に解いてみよう
演習2
解説
これでわかる!
問題の解説授業
平均分子量とは、混合気体の質量の平均値
平均分子量といわれて、意味がわかりますか?
問題の混合気体には、2種類の分子が混ざっています。
混合気体の分子量の平均値 を求めるようなイメージです。
さて、 分子量M は、物質量nと質量wから求めることができましたね。
M=w〔g〕/n〔mol〕
問題文より、w〔g〕の値はわかっています。
ということは、 求めるのは物質量 ですね。
実際に計算してみましょう。
気体の質量と原子量がわかっているので、物質量を求めるのは簡単ですね。
しかし、注意しなければならないのは、原子ではなく、 分子として存在 しているということです。
それぞれの 分子量 は、原子2個分となります。
N2:14×2=28
O2:16×2=32
分子量から 物質量 を求めると、次のようになります。
N2:42/28= 1.5mol
O2:16/32= 0.5mol
また、 全体は2.0mol であることもわかりますね。
平均分子量の計算は、分子量×物質量の割合
最後に、 平均分子量 を求めます。
窒素と酸素のそれぞれについて、 「分子量×物質量の割合」 を考え、足し合わせましょう。
28×(1.5/2)+32×(0.5/2)=21+8=29
よって、答えは、 29 となります。
演習2です。
こちらは、混合気体の 平均分子量 を求める問題です。