高校化学
5分でわかる!イオン結晶の溶解
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この動画の要点まとめ
ポイント
イオン結晶の溶解
これでわかる!
ポイントの解説授業
みなさんは、塩化ナトリウム(食塩)が水に溶けることは知っていますね?
その仕組みについて、探っていきます。
次の図を見てください。
水和とは、イオンと水分子が静電気的な引力で引き合って安定すること
塩化ナトリウムが電離して、 ナトリウムイオン と 塩化物イオン になっています。
電離して生じたイオンに 水分子がまとわりついている こともわかりますね。
イオンと水分子のくっつき方について、もう少し細かく見てみましょう。
白っぽいのがナトリウムイオン、黒っぽいのが塩化物イオンです。
よく見ると、ナトリウムイオンには 酸素原子 が、塩化物イオンには 水素原子 が接しています。
どうしてこのようなことが起こるのでしょうか?
それは、水が 極性分子 であるためです。
水分子の酸素原子は 負の電荷 をもつので、陽イオンであるナトリウムイオンとくっつきます。
同様に、 正の電荷 をもつ水素原子は陰イオンである塩化物イオンとくっつくのです。
このように、イオンと水分子が静電気的な引力で引き合って安定することを 「水和」 と呼びます。
「水と和む」というようなイメージですね。
イオン結晶の溶解 は、 水和 によって起こることを覚えておきましょう。
今回のテーマは、「イオン結晶の溶解」です。