高校化学
5分でわかる!再結晶と計算
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この動画の要点まとめ
ポイント
再結晶と計算
これでわかる!
ポイントの解説授業
今回は、問題が登場しています。
まずは、問題文の意味を理解しましょう。
硝酸カリウム水溶液の温度を、60℃から40℃に下げました。
このときに析出する結晶の質量を答える問題です。
再結晶 に関わる内容だとわかりますね。
再結晶の問題では、飽和状態の「溶質:溶媒」に注目
溶解度に注目しながら、比例式を立ててみましょう。
水100gを使って、60℃の飽和溶液をつくりました。
60℃における溶解度は110なので、110gの硝酸カリウムが溶けていることになりますね。
ここで、40℃の状態に注目しましょう。
40℃に冷却した時析出した量をx gとすると、次の式ができます。
硝酸カリウムの質量:水の質量=(110-x):100…①
ここでもう一つ式を立ててみましょう。
40℃の状態では、硝酸カリウムが析出して、また飽和状態になっています。
ということは、溶解度と同じ分量の硝酸カリウムが溶けていることになります。
このことから、次の式が成り立ちますね。
硝酸カリウムの質量:水の質量=64:100…②
①と②を比較すると、次のようになります。
(110-X):100=64:100
x=46
よって、答えは、 46g となります。
このように、再結晶の問題では、 飽和状態の「溶質:溶媒」に注目して比例式を立てることができる のです。
今回のテーマは、「再結晶と計算」です。