高校化学
5分で解ける!物質の状態と平衡(テスト5、第1問)に関する問題
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この動画の問題と解説
問題
一緒に解いてみよう
演習1
解説
これでわかる!
問題の解説授業
濃度や溶解度の問題では、勝手に質量や体積を決めてよい場合がある
演習1は、ある温度における硝酸カリウムの溶解度を求める問題です。
問題文の中には、 質量や体積が登場していません ね。
戸惑った人もいるかもしれませんが、そんなに難しくはありません。
解き方を見ていきしょう。
問題文には、飽和水溶液の質量パーセント濃度が 39% と与えられています。
こんなときは、 飽和水溶液の質量を100g に決めてしまいましょう。
どうして、勝手に決めてしまっていいのでしょうか?
水溶液の質量が10gでも1000gでも、質量パーセント濃度は変わりません。
ですから、計算しやすい値を設定するわけです。
今回の場合は、 「100%」に合わせて「100g」 としているのですね。
質量パーセント濃度が39%なので、100g中39gが溶質の質量ということですね。
溶媒の質量は、残りの100-39=61gです。
つまり、 61gの溶媒に39gの溶質が溶けている ことがわかります。
溶解度とは、100gの溶媒に溶かすことができる溶質の質量
ここまできたら、溶解度を求めるのは簡単です。
溶解度とは、100gの水に溶ける溶質の質量のことでしたね。
求める溶解度をxとすると、次の式ができます。
39/61=x/100
x=63.93…
≒64
よって、答えは、 64 となります。
今回は、確認テストです。
実際に問題を解きながら、これまでの内容を復習しましょう。