高校化学
5分でわかる!気体の溶解度
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この動画の要点まとめ
ポイント
気体の溶解度
これでわかる!
ポイントの解説授業
みなさんのまわりには、色々な種類の炭酸飲料がありますよね。
しかし、どうして炭酸飲料がシュワシュワとするのか、考えたことはありますか?
実は、炭酸飲料の中には、 二酸化炭素 が溶けているのです。
その二酸化炭素が気体に戻る時に、小さな泡がでてくるわけです。
今回は、 気体が水に溶ける現象 について学んでいきましょう。
気体にも溶解度がある
みなさんはこれまで、固体の溶解度について学習してきました。
実は、 気体にも溶解度がある のです。
気体の溶解度とは、 水1Lに対して、何molの気体が溶けるか を表したものです。
温度が高くなるほど、気体は溶けにくくなる
実際に気体の溶解度をまとめてみると、次の表のようになります。
まずは、左から2番目の列を見てみましょう。
こちらは、 酸素の溶解度 を表したものです。
0℃と80℃を比べると、「温度が高いほど溶けにくい」ことがわかりますね。
他の気体の場合はどうでしょうか?
左から2列目には 二酸化炭素 、一番右の列には アンモニア が書かれています。
どちらの場合も、「温度が高いほど溶けにくい」ということがわかります。
つまり、気体については、 「温度が高いほど溶けにくい」 のです。
これは、 固体の溶解度の場合と逆 ですね。
気体分子は、固体分子よりも大きなエネルギーをもっています。
ですから、温度が高くなると、溶媒の中から飛び出していくようなイメージですね。
温度が高くなるほど、気体は溶けにくくなる ということを覚えておきましょう。
今回のテーマは、「気体の溶解度」です。