高校化学
5分でわかる!ヘンリーの法則
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この動画の要点まとめ
ポイント
ヘンリーの法則
これでわかる!
ポイントの解説授業
先ほどは、気体の溶解度について学習しました。
こちらは、気体が溶ける量と 温度 の関係を表したものでしたね。
次に、気体が溶ける量と 圧力 の関係について、学習していきましょう。
圧力が2倍になると溶ける量も2倍、圧力が3倍になると溶ける量も3倍
次の図を見てください。
図の左の容器には、液体と気体が入っています。
左端の容器にはおもりが1つ乗っており、液体には 2粒 の気体分子が溶けています。
この時の気体の圧力を、 P〔Pa〕 とします。
では、 圧力を2倍 にしたらどうなるでしょうか?
真ん中のイラストを見てください。
圧力が 2P〔Pa〕 になり、溶けている気体分子は 4粒 になっています。
圧力が2倍になると、 溶ける量も2倍 になっていますね。
さらに、 圧力を3倍 にしてみましょう。
右端のイラストでは、圧力が 3P〔Pa〕 で、溶けている気体分子は 6粒 です。
圧力が3倍になって、 溶ける量が3倍 になっていますね。
どうやら圧力と気体の溶ける量には法則性がありそうです。
ヘンリーの法則では、一定量の溶媒に溶ける気体の質量(物質量)は、その気体の圧力(分圧)に比例
以上の内容をまとめると、次のようになります。
温度が一定ならば、一定量の溶媒に溶ける気体の質量(物質量)は、その気体の 圧力(分圧)に比例 します。
この法則を ヘンリーの法則 といいます。
定義とイメージを一緒に覚えておきましょう。
今回のテーマは、「ヘンリーの法則」です。