高校化学
5分でわかる!モル沸点上昇・モル凝固点降下
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この動画の要点まとめ
ポイント
モル沸点上昇・モル凝固点降下
これでわかる!
ポイントの解説授業
みなさんは、沸点上昇・凝固点降下という現象について学習してきましたね。
純溶媒とくらべて、溶液の沸点が高くなる現象は、 「沸点上昇」 です。
純溶媒とくらべて、溶液の凝固点が低くなる現象は、 「凝固点降下」 です。
沸点上昇・凝固点降下については、計算問題もよく出題されます。
今回は、その計算をマスターしましょう。
沸点上昇度⊿tb、凝固点降下度⊿tfは、質量モル濃度に比例
沸点、凝固点の変化量をそれぞれ、次のように表しました。
沸点上昇度 ⊿tb
凝固点降下度 ⊿tf
沸点上昇度や凝固点降下度の大きさには、どのようなルールがあるのでしょうか?
実は、これらの値は溶液の 質量モル濃度 m〔mol/kg〕と比例 しているのです。
つまり、 溶液が濃いほど、沸点や凝固点が大きくずれる というイメージです。
⊿tb=Kbm、⊿tf=Kfm
比例が成り立つということは、その関係を式で表すこともできるはずです。
質量モル濃度に対する比例定数をそれぞれ、次のようにしましょう。
モル沸点上昇 Kb
モル凝固点降下 Kf
すると、⊿tbと⊿tfは、次のように表されます。
⊿tb=Kbm
⊿tf=Kfm
今回の内容で一番重要なのは、 沸点上昇度・凝固点降下度が溶液の質量モル濃度 m〔mol/kg〕と比例している ということです。
今回は、「モル沸点上昇・モル凝固点降下」です。