高校化学
5分でわかる!透析と電気泳動
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この動画の要点まとめ
ポイント
透析と電気泳動
これでわかる!
ポイントの解説授業
前回は、チンダル現象とブラウン運動という2つの性質を紹介しました。
今回もその続きで、コロイドの性質を紹介していきます。
透析とは、イオンや小さい分子が半透膜を通り抜けて移動する現象
まず、図のような容器を用意しました。
半透膜で区切られた容器の左側に、コロイド溶液が入っています。
コロイド粒子は、半透膜を通過することができません。
しかし、溶媒分子は半透膜を通過することができます。
すると、容器の右側には溶媒分子が移動していくことになります。
このように、イオンや小さい粒子が半透膜を通り抜けて移動することがあります。
この現象を、 透析 といいます。
電気泳動とは、コロイド粒子が自身とは反対符号の電極の方に移動する現象
もう一つ、性質を紹介しておきます。
図のように、U字管の中にコロイド粒子を入れました。
今回は、 水酸化鉄(Ⅲ) を用意しています。
そして、その両側から電圧をかけました。
どのような変化が起こるでしょうか?
コロイドはマイナスの電気がかけられた方向に偏ります。
水酸化鉄(Ⅲ)は プラス の電気を帯びているので、 マイナス の方に引き寄せられるわけです。
このような現象を、 電気泳動 といいます。
チンダル現象・ブラウン運動だけでなく、透析・電気泳動も押さえておきましょう。
今回のテーマは、「透析と電気泳動」です。