高校化学
5分で解ける!体心立方格子に関する問題
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この動画の問題と解説
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解説
これでわかる!
練習の解説授業
体心立方格子は、立方体の中心に原子の中心がある
まずは、(1)です。
図の単位格子の名前を覚えていますか?
ポイントは、立方 体 の中 心 に原子の中心があるということです。
このような結晶格子を、 体心立方格子 といいました。
体心立方格子の配位和は8
(2)は、配位数に関する問題です。
配位数 の意味を説明できますか?
1個の原子が接している原子の数 のことでしたね。
立方体の中心にある原子に注目しましょう。
この原子は、周囲の8個の原子と接しています。
つまり、体心立方格子の配位数は 8 です。
体心立方格子においては、r=√3a/4
(3)は単位格子の1辺の長さから原子の半径を求める問題です。
まずは、原子の半径と単位格子の1辺の長さの関係を文字で表しましょう。
原子の半径を r 、単位格子の1辺の長さを a とすると、 r=√3a/4 となるのでした。
この問題では、 a=4.0×10-8cm、√3=1.7 となっていますね。
この値を代入すれば、rの値を求めることができます。
r=(1.7/4)×4.0×10-8
= 1.7×10-8
よって、答えは、 1.7×10-8cm となります。
練習問題を解いていきましょう。