高校化学
5分でわかる!CsCl型結晶の構造
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この動画の要点まとめ
ポイント
CsCl型結晶の構造
これでわかる!
ポイントの解説授業
これまで 金属結晶 の構造について学習してきましたね。
しかし、固体は金属結晶だけではありません。
イオン結晶 の構造について学んでいきましょう。
CsCl型結晶は、体心立方格子と似た構造
まずは、次の図を見てください。
一見すると体心立方格子かな?と思いますが、よく見ると球の色が違います。
これは CsCl(塩化セシウム)型結晶 と呼ばれる イオン結晶 を表しているのです。
CsCl型結晶の単位格子は、Cs+1個、Cl-1個
CsCl型結晶の構造について、詳しく見てみましょう。
まずは、 格子内イオン数 です。
単位格子に含まれるイオンの数に注目していきましょう。
中心の黒い球が セシウムイオンCs+ 、周囲の灰色の球が 塩化物イオンCl- を表しています。
Cs+は 1個 です。
Cl-は1/8球が8個入るので、こちらも 1個 です。
CsCl型結晶の配位数は8
続いて、 配位数 についても考えていきましょう。
注目するのは、中心のCs+です。
Cs+には、8個のCl-が接しています。
また、Cl-を中心に考えても、8個のCs+と接していることになります。
したがって、配位数は 8 となります。
格子内のイオンの数と配位数を押さえておきましょう。
今回のテーマは、「CsCl型結晶」の構造です。