高校化学
5分でわかる!イオン半径と単位格子の一辺の長さ
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この動画の要点まとめ
ポイント
イオン半径と単位格子の1辺の長さ
これでわかる!
ポイントの解説授業
これまでは、NaCl型結晶の構造について学習してきましたね。
次に、イオンの大きさについて見ていきましょう。
NaCl型結晶においては、a=2(r-+r+)
図は、NaCl型結晶の構造を表しています。
この手前の面に注目して、イオンの大きさを比べていきます。
図には、大きなイオンと小さなイオンがかかれています。
大きなイオンが Cl- 、小さなイオンが Na+ です。
Cl-の半径を r- 、Na+を r+ としましょう。
単位格子の1辺の長さは a です。
次に右側の辺に注目してみましょう。
上から見ると、r-・r+・r+・r-の順に並んでいます。
これらの合計が、aになっているわけですね。
したがって、次の式が成り立ちます。
a=2(r-+r+)
この関係がわかっていれば、イオン半径を求めるような計算問題にも対応できます。
今回のテーマは、NaCl型結晶の「イオン半径と単位格子の1辺の長さ」です。