高校化学
5分でわかる!蒸発熱と昇華熱
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この動画の要点まとめ
ポイント
蒸発熱と昇華熱
これでわかる!
ポイントの解説授業
前回は融解熱・凝固熱について学習しました。
他の状態変化についても見ていきましょう。
蒸発熱は、H2O(液)=H2O(気)-44kJ
1molの水の状態変化を表したエネルギー図があります。
図の中には、太い矢印が2つありますね。
左側の矢印は、 蒸発 を表しています。
液体を加熱し、気体に変化させているわけですね。
このとき吸収する熱を、 蒸発熱 といいます。
H2O(液)=H2O(気)-44kJ
凝縮熱は、H2O(気)=H2O(液)+44kJ
蒸発に対して、気体の水が液体に変化する状態変化を 凝縮 といいました。
それを表したのが、エネルギー図の右側にある矢印です。
このときに放出する熱量を、 凝縮熱 といいます。
H2O(気)=H2O(液)+44kJ
昇華熱は、H2O(固)=H2O(気)-51kJ、H2O(気)=H2O(固)+51kJ
最後に、もうひとつの状態変化について学習しましょう。
固体と気体の間の変化を、 昇華 といいましたね。
固体から気体に変化する場合、エネルギー図の上の方に上がるので熱を吸収します。
この反応を熱化学方程式で表すと、次のようになります。
H2O(固)=H2O(気)-51kJ
それに対して、気体から固体に変化する場合、エネルギー図の下の方に降りていきます。
つまり、熱を放出する変化です。
H2O(気)=H2O(固)+51kJ
今回のテーマは、「蒸発熱と昇華熱」です。