高校化学
5分でわかる!燃焼熱と生成熱
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この動画の要点まとめ
ポイント
燃焼熱と生成熱
これでわかる!
ポイントの解説授業
私たちの身の回りには、他にもいろんな種類の 反応熱 があります。
それらの熱がどのように表されるのか、詳しく見ていきましょう。
燃焼熱のポイントは、物質1molが完全燃焼
最初に紹介するのは、前回までも考えてきたガスコンロです。
物質1molが完全燃焼する時に発生する熱を、 燃焼熱 といいます。
注意するのは、 「物質1mol」 というところです。
燃焼熱を考えるときには、必ず 物質1molを完全燃焼させる わけです。
ひとつ例を見てみましょう。
次の熱化学方程式は、プロパンC3H8の燃焼を表しています。
C3H8(気)+5O2(気)=3CO2(気)+4H2O(液)+2219kJ
この式において、C3H8の係数は、1になっていますね。
つまり、2219kJという熱量は、1molのC3H8が完全燃焼したときに生じる熱量になっているわけです。
生成熱のポイントは、化合物1mol
続いて、新しい熱を紹介します。
次の熱化学方程式を見てください。
C(黒鉛)+2H2(気)=CH4(気)+74.9kJ
みなさんは、この熱化学方程式の意味がわかりますか?
CとHが結びついて、メタンCH4ができています。
これは、 単体から化合物ができる反応 を示しているわけですね。
このように、化合物1molがその成分元素の単体から生成するときに発生または吸収する熱量のことを、 生成熱 といいます。
「化合物1mol」 に注目しているというところが重要です。
もう一つのポイントは、 必ず単体からスタートする ということです。
つまり、生成熱を表す熱化学方程式では、 左辺は必ず単体である ということですね。
今回のテーマは、「燃焼熱と生成熱」です。