高校化学
5分でわかる!ヘスの法則の応用
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この動画の要点まとめ
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ヘスの法則の応用
これでわかる!
ポイントの解説授業
反応熱は、エネルギー図から求められる
まずは、 ヘスの法則 の確認です。
反応熱は、反応の経路によらず、反応の始めの状態と終わりの状態によって決まるのでしたね。
この法則を利用すると、難しい計算をしなくても簡単に問題を解けることがあります。
まずは、次の図を見てください。
上から順に、「黒鉛と酸素」・「一酸化炭素と酸素」・「二酸化炭素」の3つが表されています。
「一酸化炭素と酸素」⇒「二酸化炭素」の反応熱は、283kJです。
「黒鉛と酸素」⇒「二酸化炭素」の反応熱は、394kJです。
これを利用して、 「黒鉛と酸素」⇒「一酸化炭素と酸素」の反応熱Q を求めてみましょう。
計算方法は簡単です。
ヘスの法則によると、 反応熱は反応の始めの状態と終わりの状態によって決まる のでした。
つまり、次の2つの流れで出入りする熱量の大きさは、等しくなります。
黒鉛+酸素⇒一酸化炭素+酸素⇒二酸化炭素
黒鉛+酸素⇒ 二酸化炭素
ということは、283kJと394kJの差を求めれば、Qの値がわかりますね。
Q=394-283
= 111
よって、Qは 111kJ とわかります。
このように、 反応熱はエネルギー図から求められる ことを押さえておきましょう。
今回のテーマは、「ヘスの法則の応用」です。