高校化学
5分で解ける!生成熱と反応熱の関係に関する問題
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解説
これでわかる!
練習の解説授業
3つの熱化学方程式を利用して、 アセチレンC2H2の生成熱 を求める問題です。
それぞれの式の意味を確認しましょう。
1つ目の式より、二酸化炭素の生成熱は394kJです。
2つ目の式より、水の生成熱は286kJです。
3つ目の式より、アセチレンの燃焼熱は1301kJです。
これらを使って、アセチレンの生成熱 x kJ を求めましょう。
反応熱=(生成物の生成熱の和)-(反応物の生成熱の和)
ポイントは、生成熱と反応熱の関係でした。
次の式を必ず覚えておきましょう。
反応熱=(生成物の生成熱の和)-(反応物の生成熱の和)
それでは、 生成物の生成熱の和 から考えていきます。
二酸化炭素の生成熱は394kJ、水の生成熱は286kJです。
よって、生成物の生成熱の和は、次のようになります。
生成物の生成熱の和=394×2+286
続いて、 反応物の生成熱の和 です。
エチレンの生成熱は x kJ 、酸素の生成熱は単体なので 0kJ となります。
よって、反応物の生成熱の和は次のようになります。
反応物の生成熱の和=x+0=x
アセチレンの燃焼熱1301kJを、次の式に当てはめましょう。
反応熱=(生成物の生成熱の和)-(反応物の生成熱の和)
1301=394×2+286-x
x=-227kJ
よって、答えは、 -227kJ です。
練習問題を解いていきましょう。