高校化学
5分で解ける!ボルタ電池に関する問題
- ポイント
- ポイント
- 練習
この動画の問題と解説
練習
一緒に解いてみよう
解説
これでわかる!
練習の解説授業
まず、今回の図では、亜鉛と銅を電極とする電池がかかれています。
これは ボルタ電池 でしたね。
ボルタ電池の仕組みについて、問いに答えていきましょう。
イオン化傾向の大きい金属が電子を放出
(1)は、電子が流れる向きを答える問題です。
この時注目するのは、 極板のイオン化傾向 です。
亜鉛と銅のイオン化傾向を比べてみましょう。
イオン化傾向の覚え方は覚えていますか?
「リー 貸そう か な ま ぁ あ て に する な ひ ど す ぎる 借 金」
Li K Ca Na Mg Al Zn Fe Ni Sn Pb (H2) Cu Hg Ag Pt Au
この中で、亜鉛Znと銅Cuを探しましょう。
Zn>Cu の順番になっていますね。
つまり、亜鉛の方がイオン化傾向が大きいわけです。
電池においては、 イオン化傾向が大きい金属が溶解し、電子を放出する のでしたね。
今回の場合は、亜鉛板が電子を放出するわけですね。
したがって、電子は亜鉛から銅の向きに流れます。
よって、答えは b です。
今回の問題で注意しなければならないのは、 「電子が流れる向き」 が聞かれている点です。
もし、 「電流の流れる向き」 が聞かれていれば、答えは逆になってしまいます。
「電子が流れる向き」なのか、「電流が流れる向き」なのか、十分に注意しましょう。
電子を受け取る正極、電子を放出する負極
(2)は、どちらの極板が負極になるか聞いています。
正極・負極の意味を覚えていますか?
正極は電子を受け取る電極 、 負極は電子を放出する電極 でしたね。
今回の場合、電子を放出しているのは亜鉛板です。
よって、答えは 亜鉛板 です。
練習問題を解いていきましょう。