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5分でわかる!鉛蓄電池の仕組み

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この動画の要点まとめ

ポイント

鉛蓄電池の仕組み

高校化学 化学反応とエネルギー15 ポイント1 答えあり

これでわかる!
ポイントの解説授業
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今回のテーマは、「鉛蓄電池の仕組み」です。

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みなさんは、鉛蓄電池と聞いても、あまりピンとこないかもしれませんね。
鉛蓄電池は車のバッテリーにも使われる身近な電池です。
どのような仕組みになっているのかを学習していきましょう。

鉛蓄電池では、溶け出した鉛イオンが硫酸鉛として極板にくっつく

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図は、鉛蓄電池の仕組みを表しています。

高校化学 化学反応とエネルギー15 ポイント1 図のみ

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素焼き板がなく、電解液に硫酸が使われている点は、はボルタ電池とよく似ていますね。
しかし、注目してほしいのは電極です。
鉛蓄電池では、負極に鉛Pb、正極に**酸化鉛PbO2**が使われています。

高校化学 化学反応とエネルギー15 ポイント1 図のみ

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それでは、鉛蓄電池がどのようにして電流を作り出すのか見ていきましょう。

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最初に反応が起こるのは、負極のです。
鉛が鉛イオンとして溶けて電子が生じ、導線を通っていきます。

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ただ、溶け出した鉛イオンはすぐに硫酸イオンと結合し、硫酸鉛となります。
この硫酸鉛が再び負極に付着することになるのです。

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次に正極では、酸化鉛(Ⅳ)が電子を受け取り、鉛の酸化数が4から2に変化します。
すると、鉛イオンが生じても、こちらもすぐに硫酸イオンと結合して、硫酸鉛が正極に付着します。

高校化学 化学反応とエネルギー15 ポイント1 図のみ

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このように、鉛蓄電池では、溶け出した鉛イオンが硫酸鉛として極板にくっつくわけです。

(-)Pb|H2SO4aq|PbO2(+)

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鉛蓄電池の電池式は、次のようになります。
 (-)Pb|H2SO4aq|PbO2(+)
こちらもきちんと覚えておきましょう。

高校化学 化学反応とエネルギー15 ポイント1 答えあり

この授業の先生

五十嵐 健悟 先生

「目に見えない原子や分子をいかにリアルに想像してもらうか」にこだわり、身近な事例の写真や例え話を用いて授業を展開。テストによく出るポイントと覚え方のコツを丁寧におさえていく。

鉛蓄電池の仕組み
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